今回は「先天気」と「後天気」についてお話したいと思います。
「先天気」とは、生まれ持って備わっている気のことを指します。
「後天気」とは、生まれた後に入れる、または入ってくる気のことを指します。
「先天気」がなくなると、人間の生命も消えていくと考えられています。
その為、いかに「先天気」の消耗を抑えて暮らしていくかが大事になります。
「後天気」は食事、動物、異性、植物、自然などの環境から取り入れることができます。
気功は、この「後天気」を増幅し、蓄えることであると考えられています。
ある女性の生徒さんとの気功エピソード
面白いことに女性のお弟子や生徒さんに施術や手置きをしていると 臓器によって入る、感じる気が違うことが最近分かってきました。
もちろん各部位や各臓器が独自の気を持っていることは十分理解していたのですが、ある部位に手置きをしていると瞑想状態になり、気分がぽあ~としてくる部位があることに気づいたのです。
その部位が腎愈(じんゆ)でした。
腎愈(じんゆ)は腎の気が体表に注ぐ大事なツボですが、この腎愈こそ「先天気」が貯蓄されているところだということがわかりました。
その気によって瞑想状態になるのであれば、もしかしたら検診でなく手をその部位に置いてみれば、その人の体のエネルギー状態が「先天気」同様分かると思います。
気(エネルギー)を大切に管理する!
「先天気」は、生命のバロメーターのようなものです。
「先天気」こそ、最も大事な気といえます。
気の無駄使いをせず、良い気を取り入れていくことに精進していくことが大事なのですが、頭で理解していても、私達は日常生活で気の無駄使いしていることがけっこうあったりもします。
不安を感じたり、心配したり、考えても仕方のないことを悩んだり、ネガティブなことを考えたりするのも気の無駄使いです。
愚痴を言ったり、他人を批判したり、いらっとしたりするのも、気の無駄使いです。
マインドフルネス(今ここに集中する)を常に意識して、「気の無駄使いをしない」「良い気を取り入れること」を実践していくことが気功の修練において大事です。
良い気を取り入れる方法
都内最強のパワースポット皇居(和田倉橋)で立禅瞑想してきました。